吉澤さま(熊本県玉名市)
Q.蓮華院御廟にお墓を建立された経緯を教えてください
私は無信心なのですが、経営していた店を閉めて引退した後に家内が墓を建てたいと申しまして、建てることにしました。その前に、仏壇も家内の希望で購入し、先祖代々の位牌をお祀りしていたのです。
先祖代々、親から伝わった教えでしょうね。玉名市に自分たちの店を開いた時、家内が真っ先に神棚をお祀りしました。
墓を建てて何年も経たず、家内が急逝したんです。それで「ああ、自分で死ぬ準備をしていたのかな」とも思いました。
家内が亡くなったとき、私は友人と旅行に行っていました。その旅行先に娘から電話があり、「お母さんが倒れて入院した」と。事故かな、と思って病院に行ったら、心筋梗塞とのことでした。それから亡くなるまで1ヶ月間、毎日病院に行きました。
実はお互い元気なうちから「延命処置はしない」と約束していました。二人とも苦しまずに死にたいね、と。だから医者には、もう妻の延命はしないでくれと言いました。医者からは3回、「本当に良いですか」と聞かれました。
倒れた日、家内は熊本市内の美容院に行っていたそうです。そこで座って順番待ちをしていて倒れたんです。救急車がきた時には、すでに心臓が止まっていました。
私は普段から定期的に病院で検査していましたが、家内は「検査のたびに病名が増えるのは嫌だ」と言って聞きませんでした。いま考えると、家内の母親も心臓が悪かったので遺伝だったのかなと思います。
Q.ご家族もよくお墓参りに行かれますか?
近所に住んでいる娘がよく行ってくれています。
私は一人暮らしですが、その娘が毎日来て一緒に夕飯を食べていきます。お墓のことも、娘が見てくれるようになると思います。
蓮華院御廟さんにはよくしていただいています。いつ行っても綺麗ですし、墓参に行った際には必ず管理棟に寄って、お話して帰るようにしています。